吾輩は、寝子(ねこ)である。入社1年目の事務員なのだ。趣味は寝ること、だったのに・・・入社以来、眠れない。課長の芝居太郎(しばいたろう)の顔が浮かび、あ〜ぁ憂うつ!
寝子:「オイ、寝子くん!と名前を呼ばれただけで、心臓はバクバク、足はガクガク、冷汗タラタラ。最近、なんだか胸が苦しいのよ。耐子(たえこ)、あなたはどうなの?」
耐子:「歯をくいしばって頑張ってるわよ。でも最近、あごやコメカミの筋肉が張って血管や神経を圧迫してるのか、アゴはカックンカックン言うし、頭痛や耳鳴りまでしてきたのよ。怒里(いかり)先輩も調子悪いんですってね?」
怒里:「そうなのよ。しょっちゅうカッ〜としちゃうもんだから、頭の血管切れそうよ。首すじに力が入っちゃって、首の調子がおかしいの。首の骨が歪むと自律神経に影響を及ぼすらしくって、めまいや吐き気、それにね、動悸までするのよ。
やだやだ。あ〜そうそう、うちの子アトピーでステロイドっていう薬を使ってて、それを塗るとしばらく治まるんだけど、長期間使うと副作用が心配でしょ。でもね、スゴイ情報仕入れたのよ。
何と、副作用のないステロイドがあるって言うのよ〜!体の中には副腎っていうのがあって、ストレスを感じると副腎皮質ホルモンていうのを出すんだって。
その副腎皮質ホルモンのことをステロイドって言うんだって、知ってた?」
耐子:「それ聞いたことあるわ。ステロイドっていうと、膠原病など約200種類の病気に処方されてるっていうじゃない。
本来、人間には自然治癒力があって、自分の体の中に薬品工場も持っていて、その時の状態に合わせた薬を作り出してくれてるんだって。それがうまく働かないのが問題なんだって。」
寝子:「なんでその副腎はステロイドを作れなくなるの?」
怒里:「副腎はストレスに対抗するステロイドを作るんだけど、ストレスが多いといっぱい作らなきゃなんないでしょ。
限界を超えると副腎さんも疲れちゃって作れなくなるんだって。それと食事に問題があるのかもしれんねぇ。
人間の体ってすべて食べた物から出来てて、ステロイドも食べ物から作るんだもんね。」
寝子:「そっか〜、まごわやさしい食が大切ね。それとストレスを減らせばいいわけね。
課長も口は悪いけど、私のことを思って言ってくれてるんだろうし、ありがたいと思って歩み寄ってみるか〜。
そう考えると、痛みや病気は、本来の自分に気付くチャンスなのかもしれないなぁ〜」
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